ケノンを買うかどうか迷っているときって、たいてい頭の中でこんな会話が同時進行していませんか?
- 「高かったけど、せっかく買うならちゃんと使いこなしたい」
- 「でも、痛かったらどうしよう…」
- 「VIOとか顔って、本当に自分でやって大丈夫なのかな…」
美容皮膚科で働いていた頃、カウンセリングルームで何度も聞いた言葉があります。
- 「取扱説明書は読んだんですけど、正直、頭に入ってこなくて…」
- 「怖くてずっとレベル1のまま半年やってたら、あまり変わらなくて…」
- 「毎日打てば早く終わると思って、ケノン 脱毛器 毎日 当ててたら、肌がヒリヒリになっちゃいました」
そのたびに私は、心の中でこう思っていました。
「ケノン自体は悪くない。ただ、仲良くなる順番をちょっと間違えちゃっただけなんだよなぁ…」
ケノンは、スペックだけ見れば家庭用としては本当に優秀です。
でも、優秀なパートナーほど、最初の“距離の取り方”を間違えると、気まずくなってしまうんですよね。
この記事でやりたいのは、その「距離の取り方」を一緒に整えること。
看護師として、そして脱毛カウンセラーとして、のべ1万人以上の「脱毛、どうしたらいい?」という声に向き合ってきた私の目線から、
- ケノン脱毛器の正しい使い方
- ケノン 脱毛器 何日おきがベストなのか(頻度)
- VIO・顔・脇・眉毛など、部位別の「安全ライン」と「攻め方」
を、できるだけ「本音」でお話ししていきます。
なんとなく自己流でやってきた方も、「これから使い始める」方も、ここから一緒に“ケノンとの信頼関係”を作っていきましょう。
ケノン脱毛器の基本的な使い方の流れ(全身共通)

まずは、どの部位にも共通する「ケノンの基本ステップ」から。
ここを押さえておくだけで、トラブルの半分以上は避けられると感じています。
脱毛器 ケノン 使い方 の全体像は、ざっくりこの5ステップです。
- 毛を剃って整える
- 肌をきれいにして、よく乾かす
- 冷却&テスト照射でレベルを決める
- 本照射(レベルを上げすぎない)
- アフタークールダウン&保湿
一つひとつはシンプルなんですが、「ちょっとくらいいいか」で省略されやすいのもこの5ステップなんですよね。ここから、沙耶目線でじっくり見ていきます。
STEP1:毛を剃る ―「抜く」はNG、1mmくらい残すイメージで
ケノンは、毛の黒い色(メラニン)に光を当てて熱を届ける仕組みです。
そのため、
- 毛を抜いてしまう(毛根ごと抜く)
- 毛を長いままフサフサに残したまま照射する
のは、どちらもケノンと相性が良くありません。
たとえるなら、
- 毛を抜いてしまう:
→「的」そのものを消してしまっているので、光が狙う相手がいなくなる - 毛を長く残したまま:
→「的」が大きすぎて、毛の表面ばかり焼けてしまい、根元へのダメージが届きにくい
という感じです。
おすすめは、
- カミソリや電気シェーバーで、肌に負担をかけないように優しく剃る
- ほんの少し(1mm程度)黒い部分が残るくらいを目安にする
という状態。
とくにVIOは、いきなり全部ツルツルに剃ると精神的にもハードルが高いですし、
「急に何もなくなった自分のVゾーン」を見てショックを受ける方も本当に多いです。
最初は、
- 長さを短くするところから
- ビキニラインの外側だけから
など、小さく始めるほうが心も肌もついてきやすいですよ。
STEP2:肌をきれいにして、よく乾かす ―「何も塗っていないスッピン肌」が基本
ケノンの光は、「肌そのもの」に当てたいんです。
でも、そこに日焼け止めやファンデーション、ボディクリームが残っていると、
- 光がムラに入る
- 一部の成分が熱を持ちやすくなり、ピリピリ感や火傷につながる
といったリスクが出てきます。
顔にケノンを使うときは、
- クレンジング+洗顔でメイクも日焼け止めも完全オフ
- 化粧水・乳液・クリーム類も、一度は何もつけない
- タオルで水分を拭き取り、完全に乾くまで待つ
という「完全スッピン肌」を作ってからスタートしてください。
脇・腕・脚・VIOでも同じです。
お風呂上がりにボディクリームを塗る習慣がある方は、
- 「ケノンの日」だけはケノン → 冷却 → 保湿の順番に変える
と覚えておくと安心です。
私はよく、肌を「布地」に例えます。
柔らかい布にアイロン(=ケノン)を当てるとき、汚れや油がついていると、そこだけ焦げやすいですよね。
それと同じで、ケノンの前は一度「まっさら」な状態にしてあげるのが安全です。
STEP3:冷却&テスト照射 ― 最初は必ず「お試しレベル」から
ここが、ケノンの使い方でいちばん“事故が起こりやすい交差点”です。
ケノンは公式にも、
- 照射前に10〜20秒ほど保冷剤などで冷やす
- はじめての部位は必ずテスト照射を行う
- レベルは少しずつ上げて、自分の肌に合う強さを探す
という流れを推奨しています。
でも実際には、
- 「早く終わらせたいから、冷却はちょっとで…」
- 「テスト照射なんて面倒だから、最初から本番!」
という気持ちになってしまう方もとても多いんです。
看護師目線で言うと、
「冷やす」「試す」「様子を見る」この3つをサボったときに、ほとんどのトラブルが起きています。
おすすめは、
- 「初日は照射練習の日」と決めてしまう
- 範囲を決めて、テスト照射だけで終わってOKにする
というスタンスです。
脱毛って、「一気に変わりたい」という気持ちと、「怖いから慎重に」という気持ちの綱引きなんですよね。
その綱を切らないためにも、最初の1日は“仲良くなる日”にしてあげてほしいなと思います。
STEP4:本照射 ― 「チクッとするけど我慢できる」強さが目安
テスト照射で「このレベルなら大丈夫そう」と感じたら、その強さを基準に本照射を進めます。
理想の感覚は、
- 冷却しているときはそこまで怖くない
- ピカッと光った瞬間に、輪ゴムでパチンと弾かれたような感覚がある
- でも、息を止めるほどの激痛ではない
というラインです。
「全く何も感じないレベル」は、正直なところ、
毛根に届く熱量が足りていない可能性もあります。
かといって、「歯をくいしばるレベル」で毎回続けるのも、肌と心がすり減っていきます。
私がいつもお伝えしているのは、
「ちょっと緊張するけど、冷やせば頑張れる」
このくらいのレベルが、
効果と安全性のバランスがいちばんいいゾーンだということ。
無理して10段階のうち10を狙うより、
6〜8あたりの“自分のゴールデンゾーン”を見つけるほうが、結果的には満足度が高いことが多いです。
STEP5:アフタークールダウン&保湿 ― ケノンの半分は「照射後」にかかっている
照射が終わったあとに、つい「おつかれ私〜!」とそのままスマホをいじりたくなる気持ち、よく分かります。
でも、そこで終わってしまうと、ケノンの効果はまだ50%くらいなんです。
ケノンを当てたあとの肌は、日焼け直後の肌と似たような状態になっています。
- 内部にほんのり熱を持っている
- 外から見ても分からない「微細な傷」がついている
そんなときに必要なのは、
- しっかり冷やしてあげること
- 水分と油分を補って、バリア機能を立て直すこと
です。
保冷剤で冷やすときは、直に当てずタオルで包んで、
「熱を静かに逃がしてあげる」イメージで。
そのあとで、
- アルコールフリーの化粧水
- 刺激の少ない保湿クリームや乳液
などで、肌を「ごめんね」となでるように保湿してあげてください。
私は、脱毛後の保湿を「お風呂上がりの子どもにタオルとパジャマを着せる時間」に似ていると思っています。
そこを丁寧にしてあげると、そのあとの一日がぐっと穏やかになる。肌もそれと同じで、ケノンの後の5分が、その後の数日を左右すると思ってもらえると嬉しいです。
「ケノン 脱毛器 何日おき?」ベストな頻度とNGな使い方

公式推奨は「同じ部位は約1週間おき」― 理由は毛と肌のリズム
ケノン公式の案内では、
- 同じ部位への照射は約1週間おき
- 最低でも4〜5回は同じペースで繰り返す
- 5回目以降は、肌の様子を見ながら頻度を調整
という使い方が推奨されています。
この「1週間」という数字には、ちゃんと理由があります。
- 毛には毛周期(生え変わりのサイクル)がある
- 肌には自分でダメージを修復する時間が必要
この2つのリズムに合わせると、だいたい1週間くらいがちょうどいいんですね。
毛周期をざっくり言うと、
- 成長期:ぐんぐん伸びている時期
- 退行期:伸びるのをやめて抜ける準備をしている時期
- 休止期:お休みしている時期
がランダムに混ざっています。
ケノンが効きやすいのは主に「成長期」の毛なので、毎日打っても「当たる毛」が増えるわけではないんです。
「ケノン 脱毛器 毎日」はむしろ遠回り。3日おきも基本はおすすめしません
焦る気持ちは痛いほど分かります。
でも、
- 「毎日やれば、その分早く終わるはず」
というのは、脱毛に関してはほぼ都市伝説に近いです。
実際、
- 「3日おきにVIOに照射していたら、だんだん赤みが引かなくなってきた」
- 「2日に1回、ヒザ下にケノンを打っていたら、色が沈んできた気がする」
という相談は、何度も受けてきました。
肌は、見えないところでがんばっている臓器です。
表面上は大丈夫に見えても、内部では炎症や乾燥がじわじわ進んでいることがあります。
そこに、さらに光のダメージを重ねてしまうと、
- 赤み・ヒリヒリ
- 色素沈着(黒ずみ)
といった形で「疲れ」が表に出てきます。
だから私は、
「早くゴールしたいなら、あえてペースを守るのがいちばんの近道ですよ」
とお伝えするようにしています。
マラソンでも、最初の5kmをやや早めに疾走する人より、
一定のペースで淡々と走る人の方が、結局は強いですよね。
ケノンも同じで、「1週間おきを守れる人」が、いちばんキレイにたどり着きやすいと感じています。
「効いてないかも…」と感じやすいのは3〜4回目あたり。そこをどう越えるか
ケノンを続けていると、ほとんどの人が通る「心のカーブ」があります。
- 1〜2回目:
→「なんとなく伸びるのが遅い気がする」「剃ったあとのチクチクが少しマシ?」 - 3〜4回目:
→「うーん…正直、よく分からない。私には効かないのかな…」
この「3〜4回目のモヤモヤゾーン」で、やめてしまう人が本当に多いです。
でも、毛周期の関係や毛の量の変化が周りから見ても「お、変わってきたね」と分かりやすくなるのは、
- だいたい5〜8回目あたりから
というのが、これまで多くの方を見てきた私の体感です。
だからこそ、
- 「まずは4〜5回だけ、結果を気にせず淡々とやる」
- 「比べるのは昨日の自分ではなく、1ヶ月前の自分」
という気持ちで向き合ってあげてほしいなと思います。
脱毛器 ケノン vio のやり方と注意点|「粘膜NG」と「冷却」が命綱

さて、ここからは部位別。まずは一番質問の多い脱毛器 ケノン vioについてです。
VIOは、「恥ずかしい」気持ちと「ラクになりたい」気持ちがいつも綱引きしている部位です。
そのぶん、失敗したくない気持ちも強いはず。
ケノンはVIOに使える? ― 粘膜は絶対NG、色素沈着も要注意
ケノンは、公式情報でも、
- VIO(ビキニライン・Iライン・Oライン)への使用自体は可能
- ただし粘膜部分には当てない
- 色素沈着している部分は慎重に(場合によっては避ける)
と案内されています。
具体的なイメージとしては、
- Vライン:
→ビキニからはみ出る部分・ショーツの外側あたり。比較的スタートしやすいゾーン。 - Iライン:
→粘膜にかなり近い内側。「完全な粘膜」ではなく、見えている皮膚部分までにとどめるのが安全です。 - Oライン:
→肛門周り。体勢も難しく、自己処理も難しいためかなり上級者向け。
看護師としての正直な感覚を言うと、
「Iライン・Oラインをケノンで完璧にやろうとしない」ことは、かなり大事な安全ラインだと考えています。
VIOは、ちょっとしたムラやトラブルでも、
「トイレのたびに気になってしまう場所」です。
だからこそ、欲張りすぎず、少しずつ仲良くなっていきましょう。
ケノン 脱毛器 vio やり方 ― 姿勢・剃り方・レベルの決め方
VIOは、やり方がイメージしにくい部位でもありますよね。
一例として、無理のないやり方をお伝えします。
- ①剃る:ハサミで短くしてから電気シェーバーで
いきなりカミソリでゼロにするのは、肌にも心にも負担が大きいです。
まずはハサミで毛先を短くし、その後電気シェーバーで整えると、剃り残しや傷を減らせます。 - ②体勢:Vラインは鏡の前で片足を上げて
全身鏡の前で、片足を椅子や台に乗せて立つと、Vラインがよく見えて照射しやすくなります。 - ③Iライン・Oライン:見える範囲までにとどめる
手鏡を使い、「自分の目で状態を確認できる範囲」だけをケアするのがおすすめです。 - ④レベル:最初は低め(レベル3〜5程度)から
VIOは痛みを感じやすく、皮膚もデリケート。
他の部位でレベル7が大丈夫でも、VIOはレベル5から慎重にスタートしましょう。
VIOは、毛根も太く、痛みの感じ方も強く出やすい場所。
「怖い」「痛い」と感じたら、その気持ちは無視しないであげてください。
レベルを下げる、今日はVラインだけにする、など「やり方を変える」のも立派な安全対策です。
VIOは「少し物足りないくらい」から始めたほうが、あとで後悔しにくい
VIOのカウンセリングで実際にあったお話です。
- 「勢いで全部ツルツルにしたら、温泉で人の目が気になって…」
- 「将来の出産や介護のことを考えると、少し毛があったほうがよかったかもと思い始めました」
一度なくしてしまった毛を、完全に元通りにするのは難しいです。
その意味で、VIOは「後戻りがしにくい部位」でもあります。
だから私は、いつもこうお伝えしています。
「VIOは、“ちょっと足りないかな”くらいから始めたほうが、あとで微調整がききますよ。」
いきなり全消しではなく、
- Vラインの形を整える
- モサッとしている部分だけ密度を減らす
そんなふうに、「少し軽くしてみる」くらいからスタートしてあげてくださいね。
脱毛器 ケノン 顔 の使い方|レベルの決め方とNGゾーン

顔に使う前の大前提:「目の周り」「まぶた」「粘膜」は絶対NG
顔は、一番よく人に見られる場所。
だからこそ、「ちょっと失敗しただけでもすごく気になる場所」でもあります。
ケノン関連の公式情報では、
- 目の周り・まぶた・眉毛付近・粘膜部分への照射はNG
- 美顔モードであっても、目の周囲は避けるように
とはっきり案内されています。
安全に使えるゾーンをイメージすると、
- 頬(目の下の骨より下側)
- フェイスライン
- 鼻下
- あご・あご下
あたりが中心になります。
目に近い部分は、たとえまぶたを閉じていても、
光が眼球に届いてしまうリスクがあります。
視力は、一度傷つくと元に戻せないこともあるので、ここだけは絶対に妥協しないでほしいです。
顔に使うときのステップ:メイクオフ → 乾燥 → 冷却 → テスト
顔へのケノンは、ざっくりこの流れです。
- ①クレンジング・洗顔でメイク・日焼け止めを完全オフ
「ちょっとくらい残っててもいいか」はNG。特にウォータープルーフ系はしっかり落としましょう。 - ②タオルで優しく水気をオフし、完全に乾くまで待つ
- ③ホクロ・濃いシミは白いテープで保護 or 避けて照射
- ④保冷剤などでよく冷やす
- ⑤低めのレベルでテスト照射 → 赤み・ヒリヒリがなければ少しずつレベルUP
顔は、自分でも毎日目に入る場所です。
だからこそ、「あれ?ちょっと赤い?」「なんか変…」という小さな違和感に気づきやすい場所でもあります。
その小さな違和感を無視せず、
「今日はここまでにしよう」「次回はレベルを下げよう」と調整してあげることが、
長い目で見たときに、いちばん肌を守ってくれます。
ケノン 脱毛器 顔 レベル の目安感覚(沙耶の肌感覚ベース)
もちろん個人差は大きいのですが、現場で見ていて感じるざっくりの目安はこんなイメージです。
- 敏感肌さん・はじめての方:
→レベル1〜3でテスト → 問題なければ4〜5で様子を見る - 普通肌さん:
→レベル3〜5でテスト → 慣れてきたら6〜8にステップアップ - 産毛もしっかり減らしたい方:
→何回か問題なく照射できてから、最終的に8〜10を目指すことも
ここで大事なのは、「誰かのレベルを真似しない」こと。
ネット上には、
- 「私は顔はレベル10で余裕です!」
というレビューもありますが、その人の肌質・毛質・これまでのケア歴は分かりません。
自分の肌は、自分とケノンしか知らないストーリーを持っています。
他人の物語をそのままコピーせず、「自分の肌との対話」でレベルを決めていきましょう。
脱毛器 ケノン 脇(ケノン 脱毛器 脇)のコツ|ニオイとチクッと感との付き合い方

脇は「努力が報われやすい」けれど、「刺激も出やすい」部位
脇は、ケノンで変化を実感しやすい部位のひとつです。
理由はシンプルで、
- 毛が太くて濃い=光がよく反応する
- 範囲が狭い=照射しやすい
から。
その一方で、
- チクッとした痛みを感じやすい
- 焦げたようなニオイが出やすい
という、「頑張りが匂いと痛みで返ってきやすい場所」でもあります。
初めて脇にケノンを当てた方が、
- 「なんか焦げたような匂いがして怖くなりました…」
とおっしゃることはよくありますが、これは、
- 毛の表面が一部焼けたような状態になっている
ことが多いです。
もちろん、
- きちんと剃っていない
- レベルが高すぎる
などが重なると、肌負担も増えるので油断は禁物ですが、
- 事前にしっかり剃る
- 冷却をきちんと行う
この2つで、だいぶ落ち着かせることができます。
ケノンで脇を当てる流れとレベル感
- ①前日〜当日にしっかり剃毛
→毛の黒い部分が少し残る程度に剃ります。伸びたままはNG。 - ②脇を洗って、よく乾かす
→制汗剤やボディクリームなどはしっかり落としておきます。 - ③脇を上げた状態で、保冷剤でよく冷やす
- ④ケノンを脇に密着させて照射
→脇はくぼんでいるので、照射漏れが出やすいです。少しずつ位置をずらしながら照射します。 - ⑤照射後も、もう一度しっかり冷却
レベルの目安としては、
- 初回:レベル3〜5から
- 慣れてきたら:5〜8あたりで「チクッとするけどいける」ラインを探す
という方が多い印象です。
もし、
- ヒリヒリが何日も続く
- 水ぶくれのような症状が出る
といった場合には、すぐに照射を中止し、冷却と保湿を優先してください。
心配であれば、皮膚科で相談を受けることを強くおすすめします。
脇は、夏のノースリーブや水着、ヨガウェアなど、「見せたい自分」と直結する場所です。
だからこそ、焦らず一つひとつのステップを大切にしてあげてくださいね。
脱毛器 ケノン 眉毛 は基本NG。安全な整え方の提案

「ここまで当てたい」の気持ちをグッとこらえるべき位置が、眉毛周り
「眉毛の上と下のムダ毛もケノンでやれたら完璧なのに」
そう思う気持ち、本当によく分かります。
でも、看護師として、そしてケノンの情報を追ってきた立場として、
私は「眉毛まわりへの照射はおすすめしない」とはっきりお伝えしたいです。
理由は、
- 目に近すぎる
- 皮膚が薄く、ダメージが出やすい
- 誤って光が目に入ったときのリスクが大きい
からです。
実際、ケノン関連の公式情報でも、
- 目の周り・まぶた・眉毛付近はNG
と明記されています。
一時期、ケノンには「眉毛専用ピンセット型脱毛器」が付属していたこともありますが、
現在は入手が難しく、安全や保証の観点からもおすすめしにくい状態です。
眉毛は「ケノン以外の安全な方法」で整えたほうが良い理由
眉毛に関しては、
- 電気シェーバー(眉用)
- 眉毛サロン・ワックス脱毛
など、目に光を当てない方法の方が、正直圧倒的に安全です。
脱毛に限らず、美容医療の現場でいつも感じるのは、
「目の安全をお金に変えないでほしい」ということ。
視力や目の健康は、一度失ってしまうと取り戻すのが難しい場合があります。
眉毛の数本のために、そのリスクを背負う必要はまったくありません。
だからこそ、ここだけはちょっと厳しめにお伝えします。
「眉毛まわりにケノンは当てない」
このルールは、どうか、あなたの中で絶対に守ってあげてください。
よくある失敗パターンと、沙耶目線のワンポイント

パターン1:痛みが怖くて「レベル1のまま半年」→ 効果を感じにくい
実際にあったご相談です。
ある方は、
- 「痛みが怖くて、レベル1から上げられなくて…半年続けたんですけど、あまり変わらなくて」
と話してくれました。
その方の腕を見せてもらうと、
- 肌状態はとてもきれい
- 毛質も細めで、レベルを上げられる余地は十分ありそう
という印象でした。
そこで、
- 照射前後の冷却をしっかり行う
- レベル2→3→4と、テストしながら一段ずつ上げていく
という方法をお伝えしました。
その後、数ヶ月経ってからその方がまた来てくださり、
- 「最終的にレベル5〜6まで上げることができて、自己処理が半分くらいに減りました」
と笑顔で報告してくれました。
このとき改めて感じたのは、
「怖さを無視して一気にレベルを上げる必要はない。でも、怖さと向き合うための“階段”を用意してあげることはできる」
ということ。
ケノンと仲良くなる鍵は、
「冷却」「テスト」「小さなチャレンジ」の3つです。
パターン2:ケノン 脱毛器 毎日 当ててしまい、赤みが長引く
もうひとつ多いのが、真面目で頑張り屋さんタイプの方のケース。
「早く結果を出したいから、3日に1回くらい、どこかしらにケノンを当ててました」という方が、
- 「最近になって、赤みが引きにくくなってきて…」
と相談に来られることもあります。
肌は、「沈黙の臓器」です。
黙って頑張り続けて、限界ギリギリでようやく「赤み」「ヒリヒリ」という形でサインを出します。
そこまで追い詰めてしまう前に、
「1週間おきを守る」「カレンダーに“ケノンの日”を決める」
という「仕組み」で自分を守ってあげてほしいなと思います。
パターン3:VIOから始めて心が折れる
VIOは、
- 痛みが強く出やすい
- 体勢が取りづらい
- 鏡で見えにくい
という、難易度の高い部位です。
それなのに、
「どうせなら一番気になるVIOからやりたい!」と、いきなりここからスタートしてしまう方もいます。
その結果、
- 「痛くて怖くて、そのままケノンをしまいこんでしまいました…」
というお話も少なくありません。
私はいつも、
- ヒジ下
- ヒザ下
など、「見やすく・当てやすく・変化が分かりやすい」部位からスタートすることをおすすめしています。
まずは、
- 「本当に毛が減ってきた!」
という小さな成功体験を作ってから、VIOという難易度の高いステージに進む。
そんな「RPG方式」のほうが、結果的に最後までたどり着きやすいです。
まとめ|「使い方・頻度・レベル」を整えるだけで、ケノンはもっと味方になる

ここまでかなりボリュームたっぷりにお話ししてきました。
最後に、ポイントをぎゅっとまとめますね。
- 脱毛器 ケノン 使い方 の基本は、剃る → 洗う → 乾かす → 冷やす → テスト → 本照射 → 冷やす → 保湿の流れを守ること
- ケノン 脱毛器 何日おき?の答えは「同じ部位は約1週間おき」が基本。毎日・3日おきは肌にとってはオーバーワーク
- 脱毛器 ケノン vio は、粘膜部分は絶対NG。Vラインから少しずつ、冷却と低レベルスタートを徹底する
- 脱毛器 ケノン 顔 は、目の周り・まぶた・眉毛のキワはNG。鼻下・頬・フェイスラインなどの安全ゾーンで、肌の様子を見ながらレベル調整
- 脱毛器 ケノン 脇(ケノン 脱毛器 脇)は、変化が出やすい反面、痛みやニオイも出やすい。剃毛と冷却を丁寧に
- 脱毛器 ケノン 眉毛 は、目の安全を最優先して基本NG。眉は他の方法で整えたほうが安心
ケノンは、あなたの代わりにムダ毛と戦ってくれるロボットではありません。
あなたと二人三脚で、「ムダ毛との付き合い方」を変えていくパートナーです。
だからこそ、
- 「どう使うか」
- 「どのペースで続けるか」
- 「どこまで目指すのか」
という部分に、少しだけ時間をかけてあげてほしいなと思います。
このページを読み終えたあなたは、もう「なんとなく自己流」からは卒業しています。
あとは、
- 自分の肌の声を聞きながら
- 焦らず、でも止まらず
- 1週間おきに淡々と
続けていくだけ。
そして、もしケノンを迎え入れる決心がついたときは、
ご購入の際には必ずメーカー直営の公式ショップで、正規品を選んであげてください。
それが、あなたの肌と、これからの「ムダ毛との関係」を守る、いちばん確実な選択肢だと私は思っています。
ケノンの使い方・頻度に関するよくある質問【FAQ】

Q1. ケノン 脱毛器 何日おきに使うのがベストですか?
A. ケノン公式の案内では、同じ部位への照射は約1週間おきが推奨されています。最低でも4〜5回はこのペースを守り、5回目以降は肌の様子や毛の減り具合を見ながら、10〜14日おきにしていくなど微調整していくのがおすすめです。
Q2. ケノン 脱毛器 毎日 当てたら、早くツルツルになりますか?
A. 残念ながら、毎日の照射はむしろ逆効果になりやすいです。毛周期の関係で効率は上がらず、肌の回復が追いつかないことで赤み・ヒリヒリ・色素沈着などのリスクが高まります。焦りたくなる気持ちをグッとこらえて、基本の「1週間おき」を守りましょう。
Q3. 脱毛器 ケノン vio のとき、どこまで当てて大丈夫?
A. Vライン(ビキニラインの外側〜上側)は比較的扱いやすいゾーンです。一方、Iライン・Oラインは粘膜に近く非常にデリケートなため、粘膜部分には絶対に当てず、「見えている皮膚部分まで」にとどめるようにしてください。必ずよく冷やし、低めのレベルからスタートしましょう。
Q4. ケノン 脱毛器 使い方 顔 が知りたいです。メイクしたままでも大丈夫?
A. 顔に使うときは、必ずクレンジング・洗顔でメイクや日焼け止めを完全に落とし、何もつけていない乾いた状態から始めてください。ホクロや濃いシミは白テープで保護するか、照射範囲から外しましょう。目の周り・まぶた・眉毛のキワには当てないことが大前提です。
Q5. ケノン 脱毛器 顔 レベル は、どのくらいから始めればいいですか?
A. 初めての方や敏感肌の方は、レベル1〜3でテスト照射を行い、赤みやヒリヒリがなければ4〜5に上げていくのがおすすめです。普通肌の方は3〜5からスタートし、数回問題なければ6〜8へステップアップするパターンが多いです。他人のレベルをそのまま真似せず、「自分の肌の反応」を基準に決めましょう。
Q6. ケノン 脱毛器 脇 は、どのくらいのレベルが適切ですか?
A. 脇は毛が太くて痛みを感じやすい部位です。初回はレベル3〜5程度から始め、しっかり冷却したうえで「チクッとするけど我慢できる」ラインを探していきましょう。慣れてきた方は5〜8前後で落ち着くケースが多い印象です。
Q7. 脱毛器 ケノン 眉毛 に使っても本当にダメ?どうしても整えたい…
A. 眉毛まわりは目に非常に近く、公式情報でもNGゾーンとされています。視力への影響を考えると、看護師としても眉毛への照射はおすすめできません。眉は電気シェーバー(眉用)や眉サロン・ワックス脱毛など、目に光を当てない方法を選んでください。
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参考にした情報源と注意書き
本記事の内容は、以下のような公式情報・専門サイトを参考に、看護師としての経験も踏まえて分かりやすく言い換えたものです。
- どのくらいのペースで使えばいいですか?|ケノン公式ユーザーサポート
- ケノンはVIOに使えますか?|ケノン公式ユーザーサポート
- ケノン初めての使い方ガイド|ケノン公式オンラインショップ
- 顔に使えるカートリッジってどれ?産毛・もみあげには使える?|ケノン公式マガジン
- ケノン 実際の使い方|ケノン公式ユーザーサポート
- ケノン利用規約|ケノン公式オンラインショップ
※本記事は、上記の情報と、私自身が医療現場・美容皮膚科クリニック・脱毛カウンセリングの現場で見聞きしてきた内容をもとに構成しています。ただし、すべての方に同じ効果・安全性を保証するものではありません。肌質や体質、持病、内服中のお薬によって適切なケア方法は異なります。ご自身の判断だけに頼らず、心配な点がある場合は必ず医師や専門家にご相談ください。また、実際のご使用にあたっては、必ず公式ショップで購入した正規品の最新の取扱説明書をよく読み、注意事項を守って正しくご使用ください。


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